イスラエルが国連機関の国内での活動を禁止 機関の事務局長「集団的懲罰」と非難

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ガザ地区 - Sputnik 日本, 1920, 29.10.2024
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国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のラザリーニ事務局長は、イスラエル議会が同国内でのUNRWAの活動を禁止する決定を下したことについて「集団的懲罰」だとし、国連憲章に反し、「パレスチナ人の苦しみをさらに悪化させる」と非難した。
イスラエルのクネセト(議会)は28日、イスラエル国内でのUNRWAの活動禁止を目的とした2つの法案を可決した。イスラエルは、UNRWAの職員がパレスチナのイスラム組織ハマスとつながっている疑いがあると繰り返し述べてきた。
「今晩のイスラエル議会(クネセト)のUNRWAに対する採決は危険な先例となる。これは国連憲章に反し、国際法の下でのイスラエル国家の義務に違反する」
ラザリーニ氏は自身のXへの投稿でこのように訴えた。
「これらの法案は、特に1年以上も地獄のような生活を送っているガザ地区のパレスチナ人の苦しみをさらに深めるだけだ。65万人以上の少年少女から教育を奪い、一世代の子どもたちを危険にさらすことになる。​​これらの法案は、集団懲罰にほかならない」
日本は、UNRWAの職員がハマスによる2023年10月7日のイスラエルへの襲撃に関与した疑いが浮上したことを受け、英国、カナダ、フランス、ドイツなどに連なる形で今年1月からUNRWAへの資金拠出を一時停止した。その後、4月に一時停止を解除し、2023年度内に予定していた約3500万ドル(約52億円)の拠出を表明した。
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