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横田基地、「PFAS」の漏洩騒動 米側から連絡は発生の1ヶ月後、都はすぐに調査できず
横田基地、「PFAS」の漏洩騒動 米側から連絡は発生の1ヶ月後、都はすぐに調査できず
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米軍横田基地(東京都)から「PFAS」を含む水が漏洩したとみられる事案で、都はこれまでに周辺の川で調査を実施し、いずれの地点でも国の定める基準値を下回ったと明らかにした。 2024年11月1日, Sputnik 日本
2024-11-01T17:42+0900
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PFASは1万種類以上ある有機フッ素化合物の総称。このうち、「PFOS」など3種類は発がん性などの懸念が指摘されている。自然分解されず、一度体内に入ると残りやすいという。都によると、米軍から防衛省を通して、「8月30日の大雨で横田基地の貯水池などから、PFOSを含む泡消火薬剤の残留物を含む4.7万リットルが恐らく溢れ出した。量は不明だが施設外に出た可能性が高い」と連絡があった。だが、通達されたのは1ヶ月以上経った後の10月3日で、都が調査のため採水したのは10月7日だった。連絡が遅れた理由については、特にこれまでに報じられていない。PFOSは原則使用が禁止されているが、泡消火剤としての利用は例外。燃料火災など大規模火災に効果が高いことから、軍事基地や空港に保管されている。PFASによる水質汚染の懸念は米軍基地周辺に限った話ではないが、横須賀基地(神奈川)、厚木基地(東京)、三沢基地(青森)など各地で同様の事例が確認されている。沖縄県が県内の米軍基地周辺で昨年行った水質調査では、国の規制基準の36倍にも及ぶ高濃度のPFASが検出された地点もあった。
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横田基地、「PFAS」の漏洩騒動 米側から連絡は発生の1ヶ月後、都はすぐに調査できず
米軍横田基地(東京都)から「PFAS」を含む水が漏洩したとみられる事案で、都はこれまでに周辺の川で調査を実施し、いずれの地点でも国の定める基準値を下回ったと明らかにした。
PFASは1万種類以上ある有機フッ素化合物の総称。このうち、「PFOS」など3種類は発がん性などの懸念が指摘されている。自然分解されず、一度体内に入ると残りやすいという。
都によると、米軍から防衛省を通して、「8月30日の大雨で横田基地の貯水池などから、PFOSを含む泡消火薬剤の残留物を含む4.7万リットルが恐らく溢れ出した。量は不明だが施設外に出た可能性が高い」と連絡があった。
だが、通達されたのは1ヶ月以上経った後の10月3日で、都が調査のため採水したのは10月7日だった。連絡が遅れた理由については、特にこれまでに報じられていない。
PFOSは原則使用が禁止されているが、泡消火剤としての利用は例外。燃料火災など大規模火災に効果が高いことから、軍事基地や空港に保管されている。
PFASによる水質汚染の懸念は米軍基地周辺に限った話ではないが、横須賀基地(神奈川)、厚木基地(東京)、三沢基地(青森)など各地で同様の事例が確認されている。沖縄県が県内の米軍基地周辺で昨年行った水質調査では、国の規制基準の36倍にも及ぶ高濃度のPFASが検出された地点もあった。