トランプ氏指名の司法長官と国家情報長官 ウクライナ巡り否定的発言

© AP Photo / Phelan M. Ebenhackマット・ゲーツ米下院議員
マット・ゲーツ米下院議員 - Sputnik 日本, 1920, 14.11.2024
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トランプ次期米大統領は、司法長官にマット・ゲーツ下院議員を、国家情報長官にトゥルシー・ギャバード元下院議員を指名した。両氏はそれぞれ、「クリミアのロシアから分離させる」というウクライナの目標は達成不可能であるとの見方を示し、民主党政権下の米国はロシアと代理戦争を行っていると発言していた。
ゲーツ氏は今年4月、下院委員会の公聴会で軍部トップの補佐官に対し、民主党政権はいわゆるロシアの「戦略的敗北」にどのような条件をみているのか、そのために「クリミアをロシアから排除する」必要があるのかと質問した。ゲーツ氏はクリミアがロシアの一部でなくなることは決してなく、そのような目標が存在するとしても、それは「達成不可能」だと述べた。
また、ゲーツ氏は「ウクライナに永遠に資金を提供する」という民主党の計画に繰り返し反対の声を上げ、ウクライナ紛争での米国製兵器の使用に関する立場から、第三次世界大戦の脅威を反対派に警告してきた。2022年、ゼレンスキー氏が議会で演説した際には、起立して拍手をすることを拒否した。
一方、ギャバード氏は2023年7月、バイデン氏の政策が米国を核衝突の瀬戸際に追い込んでおり、「ロシアとの代理戦争」がエスカレートし続けていると述べていた。
2025年1月20日のトランプ氏の大統領就任後、新議会は政権ポストの候補者を聴取し、承認することになる。共和党は上下両院で多数派を占めると予想されるため、候補者決定のプロセスは迅速に進む見通し。
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