日中防衛・国防相会談 相互に懸念表明も対話は推進

© AP Photo / Hiro Komae中谷元・防衛相
中谷元・防衛相 - Sputnik 日本, 1920, 21.11.2024
サイン
中谷防衛相と中国の薫軍国防相の会談が21日、ラオスの首都ビエンチャンで実施された。会談は拡大東南アジア諸国連合(ASEAN)国防相会議のフィールドで成立している。日中防衛相会談は今年6月以来で、中谷氏の就任後初めて。

中谷防衛相の主な声明:

中国の軍事活動の活発化、9月の中国空母の接続水域航行、尖閣諸島、東シナ海情勢、中露両軍の共同行動に懸念。
日中防衛当局間の率直な議論と意思疎通は極めて重要。

董国防相の主な声明:

台湾、沖縄、尖閣諸島(中国名・釣魚島)の問題に懸念。
日中の防衛当局間の議論は両国関係と地域の平和に重要な意義。

前向きな動き:

自衛隊と中国軍の交流再開に向けた対話、交流の推進を確認。
日中防衛当局間ホットラインの適切な運用を申し合わせ。
日中防衛、国防相会談を前にした11月19日、中国側から8月26日に中国軍機が行った日本の領空侵犯について日本の外務省、防衛省に対し説明があり、「進入する意図はなかった」、以後、再発防止に努めるとする、一歩歩み寄る姿勢が示された。
なお、中谷防衛相は同日、韓国の金龍顕国防相とも会談。韓国国防省の発表では、中谷防衛相の年内の訪韓で合意した。防衛相の訪韓は2015年以来9年ぶり。
ニュース一覧
0
コメント投稿には、
ログインまたは新規登録が必要です
loader
チャットで返信
Заголовок открываемого материала