ロシアの核の傘、同盟国も守備範囲=ショイグ氏

© POOL / メディアバンクへ移行ロシアの核の傘、同盟国も守備範囲=ショイグ氏
ロシアの核の傘、同盟国も守備範囲=ショイグ氏 - Sputnik 日本, 1920, 28.11.2024
サイン
露国家安全保障会議のセルゲイ・ショイグ書記は28日、カザフスタンで開かれた旧ソ連6カ国でつくる集団安全保障条約機構(CSTO)の高官会議で、このごろ更新された核ドクトリンについて言及。西側諸国に対し、冷静な分析を求めた。

「ロシアの核ドクトリンは明確で、透明性がある。だから、西側の同僚の皆さんには、断片的な切り取りや余計なでっち上げは避け、冷静かつ注意深く読むよう提案し、求める」

さらにショイグ国防相は、これまでと同じように、新しいドクトリンでも核の傘はCSTOに加盟するロシアの同盟国にも適用されるとの認識を示した。
プーチン露大統領は19日、核抑止に関する新ドクトリンを承認する大統領令に署名した。新ドクトリンでは核兵器の細かい使用条件が具体化されたものの、大枠では2020年に初めて公表された核抑止の基本的考え方を示した文書と比べ変化はない。これまでと同様に核武装の防衛的性格が強調されており、使用は自国の主権を守るための最終手段との位置付けだ。
日本を含む西側メディアでは「核兵器の使用基準を緩和」との論調もみられるが、「明確化」が必ずしも「条件緩和」を意味するものではないことに留意が必要。むしろ、今まで曖昧となっていたグレーゾーンの線引きが明確になったことで、戦略的安定性が向上したとの見方もできる。
ニュース一覧
0
コメント投稿には、
ログインまたは新規登録が必要です
loader
チャットで返信
Заголовок открываемого материала