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米国、核兵器刷新に20兆円 新たな軍拡競争の始まりか
米国、核兵器刷新に20兆円 新たな軍拡競争の始まりか
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米国は核兵器の刷新のため、2049年までに1380億ドル(約20兆円)を投入する。ロシアの国際会議運営機関「ロスコングレス」が報告書でまとめ公表した。 2024年11月29日, Sputnik 日本
2024-11-29T21:31+0900
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米国が保有する核弾頭の数は3748発(2023年9月時点)。その「平均年齢」は製造から約27.5年と老朽化が進んでいる。刷新はすでに加速しており、昨年は約200発の新たな核兵器が納入された。冷戦終結後では最も多い。報告書では「核弾頭の刷新や核兵器の研究開発のための製造力の増大は、事実上のロシアや中国との軍拡競争の始まりを告げるものだ」と指摘されている。また、2040年初頭までには、現在米軍が保有するほぼ全ての核兵器運搬手段が耐用年数を迎える。そのため、戦略爆撃機、大陸間弾道ミサイル、原子力潜水艦といったいわゆる「核の3本柱」の刷新も進める。戦略抑止の要となる弾道ミサイルが搭載可能な原子力潜水艦については、現在の14隻あるオハイオ級から開発中のコロンビア級に更新。2031年の1番艦就役を目指しており、少なくとも計12隻の建造を進める。戦略爆撃機は現在のB-52HやB-2Aから、2027年に就役予定のB-21レイダーに置き換わる。地上発射型の大陸間弾道ミサイルは既存のミニットマン3に代わり、開発中のセンチネルを導入予定。2025年だけでも37億ドル(約5500億円)の予算を計上している。
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米国、核兵器刷新に20兆円 新たな軍拡競争の始まりか
米国は核兵器の刷新のため、2049年までに1380億ドル(約20兆円)を投入する。ロシアの国際会議運営機関「ロスコングレス」が報告書でまとめ公表した。
米国が保有する核弾頭の数は3748発(2023年9月時点)。その「平均年齢」は製造から約27.5年と老朽化が進んでいる。
刷新はすでに加速しており、昨年は約200発の新たな核兵器が納入された。冷戦終結後では最も多い。
報告書では「核弾頭の刷新や核兵器の研究開発のための製造力の増大は、事実上のロシアや中国との軍拡競争の始まりを告げるものだ」と指摘されている。
また、2040年初頭までには、現在米軍が保有するほぼ全ての核兵器運搬手段が耐用年数を迎える。そのため、戦略爆撃機、大陸間弾道ミサイル、原子力潜水艦といったいわゆる「核の3本柱」の刷新も進める。
戦略抑止の要となる弾道ミサイルが搭載可能な原子力潜水艦については、現在の14隻あるオハイオ級から開発中のコロンビア級に更新。2031年の1番艦就役を目指しており、少なくとも計12隻の建造を進める。
戦略爆撃機は現在のB-52HやB-2Aから、2027年に就役予定のB-21レイダーに置き換わる。地上発射型の大陸間弾道ミサイルは既存のミニットマン3に代わり、開発中のセンチネルを導入予定。2025年だけでも37億ドル(約5500億円)の予算を計上している。