シリアで情勢激化 ダマスカスから政府軍撤退、アサド大統領が出国

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シリアのアサド大統領 - Sputnik 日本, 1920, 08.12.2024
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中東の衛星テレビ局「アルジャジーラ」は8日、武装したシリア反政府勢力が首都ダマスカスに入ったため、シリア政府軍がダマスカスから軍を撤退させていると報じた。またロイター通信は、アサド大統領が、首都ダマスカスを出発したと報じている。
中東の衛星テレビ局「アルジャジーラ」は、情報筋の話として、シリア軍が首都ダマスカス中心部から撤退し、中央テレビの建物が「反政府勢力」とされる部外者によって占拠されていると報じた。
シリアのラジオ局「シャムFM」は同日、ダマスカスで爆発音が聞こえたと伝えている。また、同局は、ダマスカス国際空港で全従業員が避難し、業務を停止したと報じた。
ロイター通信は、匿名のシリア軍高官の話として、シリア国内で戦闘行為が続く中、アサド大統領が首都ダマスカスを出発したと報じた。目的地は不明だという。
一方、アルアラビーヤによると、ジャラリ首相はダマスカスの自宅に留まり、国外へ去るつもりはないと表明した。また、「シリア人によって選ばれるいかなる政府とも協力する用意がある」と述べた。
先に、レバノンのテレビ局「アル・マヤディーン」は、情報筋の話として、シリアの武装勢力が国内第3の都市ホムスに侵入し、全地区を占拠したと報じていた。ホムスからダマスカスまでは直線距離で約150キロ。
現地時間7日夕方、シリア軍司令部はハマー、ホムス、ダルアーの各県で軍がテロリストへの攻撃を続けていると発表していた。
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