岩屋外相、中国人向け10年観光ビザを発表
2024年12月25日, 20:03 (更新: 2024年12月25日, 20:08)
© 写真 : 日本外務省日本外務省が公開した岩屋外相と王毅外相の会談写真
© 写真 : 日本外務省
サイン
日本の岩屋毅外相は25日、訪問先の北京で開いた閣僚級の「日中ハイレベル人的・文化交流対話」で、中国人向けビザ発給の要件緩和を発表した。
これまで最長5年だった観光用マルチビザについて、富裕層向けに10年間有効のビザを新設する。団体観光ビザも現行の15日から30日に滞在可能日数を拡大するなどし、経済・人的交流の拡大を目指す。
この日、岩屋外相と中国の王毅外相は、合計3時間にわたり会談、ワーキング・ランチを行った。主なポイントは以下の通り。
「戦略的互恵関係」を包括的に推進し、「建設的かつ安定的な関係」を構築するという方向性で日中関係を進めていくことで一致。
来年の早期に王毅外相の訪日を実現することで一致。
岩屋外相は、尖閣諸島を巡る情勢を含む東シナ海情勢、中国軍の活動の活発化、中国による資源開発など日本側の深刻な懸念を伝えたほか、拘束されている邦人の早期の釈放を求めた。
岩屋外相は与那国島南方の日本のEEZ(排他的経済水域)で新たに確認されたものを含む、中国が設置したブイの即時撤去を求めた。
【王毅氏「日中は協力パートナー」 訪中の岩屋外相、李強首相とも会談】
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) December 25, 2024
🗨️ 北京を訪問した日本の岩屋毅外相は25日、中国の王毅外相と対面では初めてとなる会談を行った。#今日のことば_Sputnik… https://t.co/ngCYV50E01 pic.twitter.com/KTCHeXcQJC