レアアース巡るウクライナとの交渉は決裂=トランプ大統領

© AP Photo / Julia Demaree Nikhinsonレアアース巡るウクライナとの交渉は決裂=トランプ大統領
レアアース巡るウクライナとの交渉は決裂=トランプ大統領 - Sputnik 日本, 1920, 20.02.2025
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米国はこれまで行った支援の見返りに、ウクライナが保有するとされるレアアースの利権を要求したが、この取引は成立しなかった。トランプ大統領はマイアミで開かれている投資サミットで次のように発言した。
「レアアースに関して合意があったが、あちら側(ウクライナ政府)は2日前に破棄した」
そして米国は「あまり売れなかった芸人」に踊らされ、勝てもしない紛争に3500億ドル(約52兆円)も投じてしまったと悔しさをにじませた。
トランプ大統領によると、欧州の支援金はロシアの凍結資産によって返還が補償されているのに対し、米国はただ「金をバラまいた」とのこと。
なお、米地質調査所(USGS)によると、レアアースの保有国は多い順に中国(4400万トン)、ベトナム(2200万トン)、ブラジル(2100万トン)、ロシア(1000万トン)、グリーンランド(200万トン)で、ウクライナの名前は上がっていない。そのため、トランプ大統領の注意をひくためにウクライナ政府側が地下資源の価値を過大評価している可能性も指摘されている。
トランプ大統領は2月3日、これまで行った金融支援、軍事支援と引き換えにレアアースの供給に関する保証をウクライナ側から期待していると述べていた。また、ウクライナが保有する地下資源の50%に対する権利を譲渡する文書に署名するよう求めていた。
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