ロシアにおける統一教会とオウム真理教の関連は?同じ弁護士が弁護していた

© 写真統一教会とオウム真理教の弁護を担当したガリーナ・クリロワ
統一教会とオウム真理教の弁護を担当したガリーナ・クリロワ - Sputnik 日本, 1920, 22.03.2025
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ロシアには、まずは統一教会が進出し、その後オウム真理教が進出した。両者の関連について聖チハノフスキー人文大学の宗教学者、アレクサンドル・ドヴォルキン教授に聞いた。
統一教会は、ペレストロイカ時にソ連に食い込んだが、国民の人気が低かったミハイル・ゴルバチョフ氏に接近した結果、メディアを牛耳ることはできなかった。少し後でオウム真理教が進出した際には、報道枠をお金で買える時代になっていた。
統一教会もオウム真理教も、ロシアで裁判に訴えられた。その時、統一教会とオウムの弁護を行ったのは同一人物だった。モスクワ市長など著名人の弁護士として知られた、ガリーナ・クリロワ氏である。
クリロワ氏は、エホバの証人の弁護も行なっている。90年代のロシアは、新興宗教やカルトにとって、これ以上ない布教の場だった。ドヴォルキン氏は、「クリロワ氏はカルト宗教のお金を好んでいる」と話す。
2002年に暴漢に襲われ殺害された衆議院議員の石井紘基氏は、ソ連時代にモスクワ大学の大学院に留学しロシアの事情に詳しかった。
石井氏は1995年、統一教会とオウム真理教の関連性について指摘していた。オウム問題を考える議員の会が編纂した「オウム事件は終わらない」の中で、「オウムが行く前に統一教会がロシアに進出していました。ところが、そういう連中が、どうもいつの間にかオウム信者とすり替わってしまった」と述べている。
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