過去からの来訪者 ソ連探査機、10日にも落下

過去からの来訪者 ソ連探査機、10日にも落下
過去からの来訪者 ソ連探査機、10日にも落下 - Sputnik 日本, 1920, 07.05.2025
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旧ソ連が金星探査機として打ち上げるも、軌道投入に失敗した「コスモス482号」が、53年の時を経て地球に帰ってくる。
蘭衛星監視機関「SatTrackCam Leiden」によると、日本時間10日午後4時37分ごろ、北緯52度~南緯52度のどこかに落下する。
日本を含むユーラシアや南北アメリカの大部分、アフリカ全土が衝突予想範囲に入っているが、落下までにより詳細な地点が判明する見込み。時間も1日程度の誤差の可能性あり。
金星の過酷な環境に耐えうる設計のため、大気圏への再突入で燃え尽きることはないとみられる。重量は490キロ。
ロスコスモスによると、被害が出る可能性は極めて低く、過度な心配は不要。
実際、昨年は1981個、毎日平均で5個の人工起源の宇宙からの飛来物が落下したが、物的被害は散発的に起きたものの死傷者はいなかった。7個に1つは500キロ以上の重さだった。
コスモス482号は1972年3月27日に打ち上げられた。「ベネラ9号」として金星に向かうはずだったが、ロケット噴射タイマーの不具合で惑星間軌道への投入に失敗。その後、半世紀以上にわたり地球の軌道を周り続けていた。
この4日前に打ち上げられた姉妹機の「ベネラ8号」は、その後金星表面に到達して観測データの送信に成功している。
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