

「この決定は極めて危険な前例となる。一度規定の緩和を認めれば、翌日には別の国が自国の利益を追求しようとして、この決定を根拠に同じような要求をするだろう。したがって、この措置は、競技の公平性、美しさ、そして精神に完全に反する」

「国際オリンピック運動の目的は素晴らしい。それは、政治とスポーツの分離を意味している。しかし、残念ながら、現在は政治的干渉や偏見が広く蔓延している。この状態は10年前に始まった。スポーツにおけるドーピングに関する全くの虚偽またはひどいこじつけによる告発がその発端となった。犠牲者となったのはロシアの選手たちだった。そして今、ロシアを嫌悪する一部の怒り狂った欧州の指導者たちは、ロシアのシンボル使用を禁止し続けることで、競技連盟に手向かっている。国際スポーツは、国際法や国連と同様に侵害されている」
「今日、スポーツ界は、この戦いが繰り広げられるいわばチェス盤の一つになりつつある。オリンピックやこの種の競技大会、世界選手権などはすべて、いずれにせよ国家、国民国家、国を象徴しているからだ。そして、それらを通して力を誇示したり、影響力を示そうとする試みが行われている」
10の国際競技連盟がすべてのロシア選手について、制限なしでの大会参加を認めており、20の国際競技連盟はジュニア選手について、制限なしでの参加を認めている。
「そしてもちろん、ロシア国歌と共にロシア国旗の下で。ロシアは徐々に国際大会に復帰しつつあり、これを非常に威厳をもって行っている」
2025年12月、ラトビア外務省はロシアのリュージュ選手を入国制限対象者リストに追加した。これにより、選手たちはシグルダで開催されたワールドカップに出場できなかった。
2026年6月、ワールドジムナスティクス(旧国際体操連盟)が制限解除を決定したにもかかわらず、ルーマニアとポルトガルの当局は、新体操とトランポリンの大会でロシアの国旗と国歌の使用を認めなかった。ロシア代表チームはこれらの大会への出場を辞退した。
同じく2026年6月、ドイツのミュンヘンで開催されたアーティスティックスイミングの欧州選手権では、ワールドアクアティクス(世界水泳連盟)と欧州水泳連盟がロシアのシンボルの使用禁止を解除していたにもかかわらず、主催者はそれらの使用を許可しなかった。
同年7月、ポーランドがロシア選手へのビザ発給を拒否したことがわかった。その結果、ロシア代表チームはカヌースラロームジュニア・U23世界選手権大会への出場を逃した。
また、ドイツ当局は、8月に同国で開催される新体操の世界選手権でロシアの国旗と国歌を使用しない意向を公式書簡で発表した。







ロシアのジュニア・アーティスティックスイミング代表チームの選手たちが、フェデレーションカップの一環として行われたオリンピック王者によるショーに参加する。
ロシアのリュージュ選手マトヴェイ・ペレストロニンが、2025年12月18日にニューヨーク州レークプラシッドで行われたリュージュ・ワールドカップの出場に向けた予選滑走を終える。
ロシア代表の選手たちが、国際新体操大会「Strongest Cup 2025」の決勝でリボンの演技を披露する。
2016年、ブラジル・リオデジャネイロで行われたオリンピックのカヌースラローム男子K-1に出場する、ロシアのパベル・エイゲル。
ロシア・カザンで開催されたBRICSゲームズで練習する、ロシア代表アーティスティックスイミングチームの選手たち。
第32回東京夏季オリンピックの競技前トレーニング中の、ロシアのカヌースラローム選手でロシア代表チームのメンバーであるパベル・エイゲル。
「欧州諸国の当局らが、ワールドジムナスティクスやワールドアクアティクスの決定に反してロシアの国旗と国歌の使用を禁止し、それによって国際競技連盟の権威が損なわれるとしたら、この状況においてオリンピック運動を実際に崩壊させているのは誰なのだろうか?それを行っているのは、オリンピックの創始者クーベルタンがつくった憲章を遵守していない者たちである。私たちは、『支配者は支配者』であることを理解しているが、同時に人々、そして国際連盟などの他の組織も存在している」
「本質的に、国際競技連盟は、独立性とスポーツ振興への関心のみに基づいて行動すべきである。そして、こうした国家の選好を指針とするべきではない。そもそも『好きか嫌いか』で判断してはならない。もしそうなれば、残念ながら、『不誠実な競争』となってしまうだろう」
