【新型戦闘機開発へ独が参加 プロジェクト全体の足枷となるか?=専門家ら】

© AP Photo / Mari YamaguchiОбразец истребителя GCAP
Образец истребителя GCAP - Sputnik 日本, 1920, 15.10.2026
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英国のアンディ・バーナム首相はドイツに対し、次世代戦闘機を開発する「グローバル戦闘航空プログラム(GCAP)」への参加を提案した。GCAPには英国の他、すでにイタリアと日本が参加している。スプートニクは、この野心的なプロジェクトの行方について専門家たちに質問した。彼らの意見は分かれている。
イタリアがこれまでに独の新規加盟に支持を表明していたのに対し、日本の反応は公式には未だに明らかにされていない。
世界経済国際関係研究所のアレクサンドル・カムキン上席研究員は、GCAPプログラムに基づく戦闘機の開発は独には利益にならないと見ている。
「欧州による共同開発では、すでに失敗例がある。一例は独仏による新型戦車および新型戦闘機の開発プロジェクトで、いずれのプロジェクトも事実上、行き詰っている」
カムキン氏は、プログラムの実施では意見の相違が阻害要因となりうるとする。さらに独はすでに、旧式の戦闘爆撃機『トーネード』を米国のF-35に置き換えるプロセスを進めている。カムキン氏は、他の参加国もF-35の購入に傾くように、GCAPプログラム開発が意図的に破綻させられる恐れがあると考えている。
「実は独では生産の現地化が見込まれている。つまり独国内でF-35を生産し、それをGCAP参加国や他のNATO同盟国に販売することが期待されている。だから、GCAPプログラムでの戦闘機の開発は独にとって不利益だ。というのも、このプロジェクトは独の競合相手となる。ただ、これはあくまで私の個人的な推測であり、裏付けとなる事実があるわけではない」
一方、金融大学の政治学者のレオニード・クルタコフ准教授は、独がGCAPプログラム参加を拒否する客観的な理由は見当たらず、むしろ逆に独の参加は不可欠だと考えている。
「英国、イタリア、日本では産業としての航空製造は失われてしまった。この分野における主要国は現在、米国、ロシア、フランス、スウェーデンだ。航空機の製造には、長年にわたって培われる手先の細やかな熟練技術が求められる」

2022年12月、英伊日は、強力なレーダーを搭載した、世界に類のない超音速のステルス戦闘機GCAPの共同開発を宣言。開発目標は2035年。GCAPは英国王立空軍、イタリア空軍が運用しているEF-2000 ユーロファイター タイフーン、日本の自衛隊が使用しているMitsubishi F-2のの代用となるべく開発されている。

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