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近くの自治体の首長は、米軍がやって来るずっと以前から、羊は「何の問題もなく放牧されていた」として、「羊は人間とは違う。羊は規則には従わず、セキュリティセンサーが有効な場所に入り込み、フェンスに触れて警報システムを作動させている」と話している。
米国の軍人らにとって、このような隣人は好ましいものではない。既に2014年、米軍はルーマニア政府に対し、戦略施設から10メートル以内に羊小屋があるとして苦情を申し立てている。
この羊小屋は、羊を所有する農場主が2007年に取得した土地にある。しかし当局は、農場主が建築許可を申請しなかったと指摘している。一方で農場主は、羊小屋が取り壊される場合は、政府に1万8千ユーロの補償金を要求するとしている。現在、羊小屋を巡る審理は最高裁判所に移されている。
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