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先に、万景峰号が1月31日からウラジオストクの水域に停泊していることが明らかになっていた。万景峰号は1日半にわたって電源が切れた状態だったため、船長がSOS信号を発した。このあと国境警備隊と税関職員らが船の入港手続きを行い、その後タンカーが万景峰号に給油した。運送業者社長が強調したところによると、乗組員30人の万景峰号が係留される許可は下りていない。
税関は、「ウラジオストク税関ペルヴォマイスキー監視所の複数の職員が、代理企業から提供された情報に基づき、(北朝鮮国旗を掲げて「動物用飼料」を積んでいる)万景峰号が、北朝鮮国旗を掲げて航行する船舶を使った直接・間接の食料品供給の北朝鮮に対する禁止に関して国連安保理による決議に違反している兆候を発見した」としている。
運送業者は、「現時点で万景峰号はウラジオストク港に入っているが、係留される許可は下りていない。そうこうしている間に船では食料が間もなく底をつくだろう」と話している。