現代の突出した日本人女性【写真】

ロシアでは3月8日、国際女性デーが祝われる。この日、ロシアの男性は母親やパートナー、女性の同僚を祝う。通常、男性はプレゼントに花を贈り、お世辞を言い、女性が本物のお祝いを感じられるよう、あらゆる手で意に沿うよう務める。世界は生涯で大きな功績を成し遂げ、歴史上に跡を残した少なくない女性を知っている。スプートニクは年代記に入り、その活動と行動で女性が多くのことを成し遂げられることを実証した、突出した現代日本の女性を選出した。
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スプートニク日本

女性司令

数日前までは、2018年に海上自衛隊の第1護衛司令に女性が就任するとは、誰も考えることができなかった。その女性、東良子氏(44)は数年前、女性として日本初の練習艦の艦長となった。現在、東氏の指揮下には海自最大のヘリ搭載護衛艦「いずも」など計4隻の護衛艦、1000人の男性隊員とわずか30人の女性隊員が置かれる。

女性政治家

日本では女性の政治・経済界への進出がそれほど進んでおらず、女性幹部も多くない。この点で、日本は他国と比べて首位からは程遠い。しかし田中真紀子氏は2001年から2002年にかけて外相を務め、多くの女性をより高い地位を求める戦いへと鼓舞した。

田中真紀子氏

9月にロシアで歌舞伎が上演される
日本における女性の政治でのもう1つの例は、初の女性東京都知事となった小池百合子氏。以前は、女性初の防衛相だった。「鉄の女」という名前を持つ。今日、彼女は日本で最も有名な女性であるだけでなく、首相の座を狙う3人の有力候補の1人でもある。

池百合子氏

ビジネスウーマン

店やレストラン、ブライダルサロン、小さなカフェを切り盛りする女性は日本にもいるが、女性が指揮する大企業はまだ珍しい現象に留まっている。しかし日本のデザイナーでファッションブランド「ハナエモリ」を立ち上げた森英恵氏は鮮やかな例外だ。

森英恵氏

フランス・オートクチュール協会の会員として認められた1977年から2004年にかけて、ハナエモリは最も有名なハイブランドの1つとなった。森氏が手がけた客室乗務員の制服はJALで1967年から1989年まで採用されていた。また、森氏は数多くの日本映画のコスチュームやパリ国立オペラやスカラ座のソリストの衣装を担当した。

女性創設者

日本文化の本当の創設者は出雲阿国だと挙げられる。彼女のお陰で、歌舞伎が生まれた。

9月にロシアで歌舞伎が上演される
歌舞伎でのそのエネルギッシュで感情豊かな演技は大きな成功を収めたという。だが、1629年には女性が舞台に立つことを禁じられた。それから、役を男性演者が演じるようになり、歌舞伎は現在全世界で知られる演劇になった。

著名人の妻

ロシアで最も有名な日本女性は何よりもオノ・ヨーコ氏。何よりもジョン・レノンの妻としてだ。ジョン・レノン自身は、彼女が「無名芸術家のなかで最も有名」だと述べていた。しかし芸術の世界に彼女が入ったのは、1人目の夫である一柳慧によるところが大きい。一柳との結婚生活中に彼女はニューヨークのアバンギャルド芸術家と知り合い、これはオノ・ヨーコの人生で決定的な瞬間となった。

オノ・ヨーコ氏(アーカイブ写真)

彼女はアバンギャルドに入れ込み、エキセントリックな演出やパフォーマンスを行った。批評家の反応は極めて厳しいものだった。しかし、あるパフォーマンスの最中にジョン・レノンと知り合った。会話と政治談義、何らかの哲学的問題を話し合う間にオノ・ヨーコ氏に興味深い対談相手との印象を与えた。

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