東アフリカで古代のオーバーテクノロジーが見つかる

米スミソニアン国立自然史博物館などの人類学チームは、32万年前に東アフリカに住んでいた人びとが前期旧石器時代には典型的ではない着色顔料や複雑な道具を用いていたことを発見した。科学技術ニュースサイト「Phys.org」のプレスリリースで報じられた。
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これらは現在のケニア南部オロルゲサイリーでの調査発掘中に見つかった。この地域で人類の存在を示す最古の証拠は120万年前のもの。ホモ・ハイデルベルゲンシスとホモ・エレクトスは斧やナイフ、つるはしとして用いられた石斧を使っていた。しかし今回の発見は、30万5000年〜32万年前により何かに特化し繊細に作られた道具があったことを示す。

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いくつかの道具は発掘場所から24キロ〜88キロ離れた場所で採掘できる黒曜石製だった。これは、アフリカの様々な人集団の間で交易が行われていたことを示唆する。さらに、着色料として使われていたマンガンや黄土のクリスタルも発見された。

Phys.org」によると、チームはまた、道具の年代が地域の気候が不安定だった時代と一致することを判明した。環境の変化が技術的社会的な急進を引き起こし、生存率を高めたとチームは見ている。

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