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ワシントン・ポスト紙によると、3月20日に行われた米露首脳の電話会談の前にトランプ大統領には、大文字で「祝福しない」と書かれた情報資料が渡された。
また資料では、英国と米国がそれにロシアが関与していると考える英国で起こったロシア軍参謀本部情報総局(GRU)のセルゲイ・スクリパリ元大佐とその娘ユリアさんが毒物による襲撃を受けた事件を非難するよう勧められていた。
なおワシントン・ポスト紙は、結局のところトランプ大統領はプーチン大統領に祝意を表したため、トランプ大統領はこの指示書を読まなかったか、あるいはこれを無視すると決めたようだと指摘している。
プーチン大統領とトランプ大統領は電話会談で、シリア、ウクライナ、そして北朝鮮をめぐる情勢を議論した。会談ではスクリパリ氏に毒が盛られた事件は取り上げられなかった。ロシアのペスコフ大統領報道官が明らかにした。
トランプ大統領はプーチン大統領との会談を「とてもよい電話(だった)」と指摘し、近いうちにプーチン大統領と会えることに期待したという。