火山の噴火がバイキングをキリスト教徒に改宗させた 地質学者

アイスランドにあるエルトギャゥ火山の大型の噴火は、バイキングが突然カトリック宣教師の言葉を信じ、10世紀に改宗した主な要因の1つとなった。論文は科学誌『Climatic Change』に掲載された。
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研究者によると、これは極めて強力な噴火で、ユーラシア大陸全域に影響し、長く激しい冬と夏の干ばつが長く続いた。

家畜の大量死とバッタ大量発生による蝗害が続き、飢えがユーラシア大陸の大部分とイラク、中国を襲い、数千人の命を奪った。

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こうした破壊的な大変動は、アイスランドのバイキングの最も有名な物語である北欧神話や英雄伝説を集めた『古エッダ』の中の詩「巫女の予言」で予言されていた。

詩で巫女は強力な大災害の過程で以前の神々が死に、代わりに全宇宙を統治する唯一神が訪れることを予言していた。

これは全て、スカンジナビアとアイスランドに住んでいた人がカトリック教を信仰するために強く影響した。

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