米空軍、事故件数で記録突破か?

米空軍の事故件数はどんどん増えている。2011年の事故は537件だったが、2017年には667件になっている。「Airforce Times」が報じた。
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Airforce Times」の記事では特にクラスCの深刻な事故が増えていることが指摘。クラスCとは、事故による被害額が5万ドル(約535万円)から50万ドルで、乗組員の誰かがけがをした事故のこと。2013年からクラスCの事故は16%増えた。攻撃機「A-10 サンダーボルトII」と多用途ジェット戦闘機「F-16」で特に事故が多い。

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2018年も米空軍にとっては幸先の悪いスタートとなった。この3週間で6機が墜落し、16人の兵士が死亡した。

とはいえ、米軍は長年、この問題について語っている。昨年11月にはヘザー・ウィルソン空軍長官が、人員不足が年を追うごとに強く空軍を苦しめていると指摘。操縦士2000人ほどが足りない。だが2016年にはすでに、1500人の操縦士不足が問題となっていた。ウィルソン空軍長官は、そのため兵士は今、必死で働く必要があると付け加えた。

空軍で不足しているのは人員だけではない。2016年、米国の記者らが、飛べない米国の戦闘機が多いことを突き止めた。サウスダコタ州にある空軍基地の士官らは、機体の状態が酷いことを訴えた。戦略爆撃機「B-1」20機のうち、上昇可能なのは9機にとどまった。その9機すら、飛行時間はすでに1万時間を超えている。同様の問題はカリフォルニア州でも発覚。「F-16」80機のうち、戦闘準備にある機体は半数に満たなかったのだ。

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