英空軍、シリア攻撃準備の報道

キプロスにある複数の英空軍機が、シリアに対する攻撃を実施するため完全な臨戦態勢に入っていると、ある筋の話としてタイムズ紙が報じている。
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同紙は、「我々の航空機は(キプロスの英軍基地である)アクロティリの滑走路上にある」との政府筋の一人の話を伝えている。この筋は、「我々は準備ができている」とも述べている。

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同紙によると、「ダンカン」を含む複数の英「45型」駆逐艦も、必要がある場合は作戦に加わる可能性がある。

先に、テレグラフ紙は、ある筋の話として、シリア沿岸に複数の英潜水艦を派遣する命令をメイ英首相が下したと伝えていた。

一方で、タイムズ紙は、英首相がトランプ米大統領との会話の中で、東グータ地区で化学兵器が使用されたより多くの証拠を要求し、シリア政府に対する作戦に参加することを拒否したと報じていた

これより前、西側諸国は、東グータ地区ドゥーマで起きた化学兵器による攻撃をシリア政府によるものと決めつけた声明を表していた。これに対してロシアは、シリア軍は塩素爆弾を投下したとする情報を否定。ロシア外務省は、シリア軍が有毒物質を使用したとする情報の目的はテロリストを弁護し、外から行われうる武力攻撃を正当化するものとする声明を表した。

ロシア軍参謀本部は3月13日の時点ですでに、東グータ-地区で武装戦闘員らによって、化学兵器使用を脚色した煽動が準備されている事実を公表しており、これが将来、シリア攻撃の口実に使われる可能性があると指摘していた。

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