米英仏のシリアミサイル攻撃の目的、ロシア外務省が説明

米英仏によるシリアミサイル攻撃の目的は、化学兵器による攻撃があったというダマスカス近郊の東グータ地区ドゥーマでの化学兵器禁止機関(OPCW)の視察団の作業を妨害することだと、ロシア外務省が発表した。
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「あらかじめ計画された冷笑的な劇の上演が手配されていたことを証拠付ける、シリア政府とロシア側が提出した事実は無視された。攻撃は、OPCWの視察団が真実の確立のためドゥーマに向うはずだった時に起きた」と同省は指摘する。

米国 シリア攻撃の最初の標的を明らかに
トランプ大統領はシリアに対して英仏との合同作戦の開始を宣言このシリア攻撃は4月7日、東グータ地区ドゥーマ市で行われたとされている化学兵器による攻撃が口実となっている。

トランプ大統領は軍事作戦はこれから英仏と合同で行われ、その目的は「大量破壊兵器を使用した新たな攻撃を許さないため」だと語った。

トランプ大統領は、米軍はシリアにおいて「長々と終わりなき」プレゼンスを行うつもりはないものの、シリア政府が化学兵器使用をやめない場合、米国の軍事報復は「継続したもの」となることを明らかにしている。

4月6日、シリア軍は東グータ地区ドゥーマ市から武装戦闘員を一掃する作戦を開始。ドゥーマは東グータ-の居住地区でアサド大統の政府軍に掌握されていない最後の場所だった。その後、ロイター通信は反政府勢力からの情報として、ドゥーマ市に塩素爆弾が投下されたと報道。また神経麻痺ガスが使用されたという情報も現れた。シリア政府は自国に向けられた非難を否定している。ロシアは米国に対し、シリアに攻撃した場合、深刻な結果を招くと警告を発していた。

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