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世界最大の淡水湖バイカル湖が環境危機にひんしている

ロシア・シベリアにあるバイカル湖の湖岸60%が有益な微生物を追いやり水を汚染するアオミドロに覆われている。湖岸の汚染ゾーンは危機的な規模になりつつあると、ロシア非常事態省の全ロシア自然・技術非常事態モニタリング・予測センターが警鐘を鳴らしている。
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氷で覆われたバイカル湖
アオミドロは通常沼に生育する。以前のバイカル湖では、浅瀬でしか少数のアオミドロを見かけなかった。前代未聞の繁殖の原因は判明できていないが、未処理の廃水が管理されず湖に投棄されていることに関係していると考えられている。アオミドロの繁殖はバクテリアを発生させ、その毒は魚や動物、ヒトの中毒を引き起こす。

現行の浄化装置と下水ポンプ場では必要な水準の浄化ができない。世界最古で最大の湖は環境カタストロフィの危機にひんしている。責任があるのはアオミドロではなく、自然使用法を破る人びとだ。

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