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カプセルの名称は「Sarco」。ボタンを1度押すだけでこの世に別れを告げることができる。オランダで開発されたもので、オランダ人デザイナーのアレクサンダー・バンニンク氏と長年にわたって安楽死の合法化を求めて活動しているフィリップ・ニチケ氏の製作による。
ニチケ氏はカプセルは無痛の死を望む人に最適で、「軽いめまいを覚えた後、意識が遠のいて死に至る」と説明している。
展示会に出品されたのは模型だが、希望者にはVRゴーグルを装着し、カプセルの内部に入るバーチャル体験が提供された。このゴーグルをかけることでカプセル内にいる人間が死のボタンを押す前まで目にする世界が体験できる。
製作者らの予定では実物の完成は今年末までに行われ、その後、カプセルのスキームがインターネット上に公開される。
ニチケ氏は「公開模型は3Dプリントが可能。希望者は自分で模型をダウンロードし、プリントアウトすることができる」と語っている。