本好きの眠れぬ夜を応援 ロシア全土で図書館を終夜開館のフェスティバル「ビブリオノーチ」

真夜中、ひっそりと静まり返った図書館にいる自分の姿を想像できるだろうか? そんな可能性が明日21日から22日の深夜にかけて開ける。ロシア全土で展開のアクション「ビブリオノーチ(図書館の夜)」で数万軒の図書館、本屋、文学博物館、芸術空間が夜を徹して門戸を開けるからだ。詩の朗読会、作家を囲む会、テーマ別エクスカーション、展覧会、芝居、音楽演奏、クイズ、抽選会と盛りだくさんのイベントが本好きの訪問客を待っている。
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この「ビブリオノーチ」に今年はモスクワ市が初めて参加。今晩、劇にコンサート、なんと舞踏会まで2千を超すイベントが行われる。

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文学の都サンクトペテルブルク市では、各国のカラーを活かしたイベントに仕立てられ、ある図書館では日本をテーマに今晩のタイトルを「桜の咲くとき」と銘打っている。日本の浮世絵のスタイルで作られたアートテキスタイルの展覧会、墨絵のマスタークラスや本物の「カステラ」も賞味できる。

普段夜中に起きていることのない小さな子どもも「ビブリオノーチ」を楽しみにしており、親たちにサプライズを用意している。 ウドムルト共和国の首都イジェフスクでは子どもたちは吸血鬼と対面し、黒魔術の実験を見守る。ノボシビルスクでは俳優の卵のキャスティングが行われ、ジェスチャーで歌うマスタークラスが行われる。カリーニングラードは茶の湯の秘儀が伝授され、囲碁のマスタークラスを用意している。

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