IT・科学

研究者、バラをより香り良く鮮やかにする方法を習得

フランス、ドイツ、中国の研究者らがバラのゲノムを解読し、芳香や色、何回も開花する能力を司る遺伝子を突き止めることに成功した。ネイチャー・ジェネティクス誌が伝えている。
この記事をSputnikで読む

スプートニク日本

ゲノムの解読によって、将来専門家が遺伝子を改変して、より安定した芳香を持つ、より鮮明で長持ちするバラを開発することが可能となる。

おうちでヒトの遺伝子操作 許可の境界はどこにある?
研究者らは、18世紀に東アジアから欧州に持ち込まれた中国原産のバラ「ロサ・キネンシス」のある品種の花を研究した。

調査の過程で、花の色や香りの「調整」を司る3万6千を超える遺伝子を発見。遺伝子配列を使って実験したところ、「より安定した芳香を持つ最も鮮明で長持ちするバラ」を開発することに成功した。

論文執筆者らの指摘によると、この業績はバラ栽培における「新時代」のための基盤を作るものだという。

関連ニュース

人をアルコール依存と甘党にする遺伝子が見つかる

コメント