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政府関係者らの話によれば、今年4月のワシントンでの会談で、トランプ大統領がメルケル首相に、ドイツは「ノルド・ストリーム2」プロジェクトへの支持を断念すべきだと述べた。その見返りとして、米国は新たな貿易協定に関する交渉を欧州連合(EU)と開始するという。
仮に新貿易協定に関する問題が解決されない場合、EU諸国は6月1日から、鉄鋼とアルミニウムの輸入に対する米国による保護関税に直面する可能性がある。
メルケル首相は18日、ロシアのプーチン大統領と会談するためソチに到着する。会談での交渉では、バルト海海底を通ってロシアの天然ガスをドイツに供給する予定の新パイプラインであるノルド・ストリーム2の議題も含めて議論されるとみられている。