多量のビタミンDで糖尿病を治療できる可能性

米生物学者が実験を行い、ビタミンDが膵臓の、インスリンを分泌する損傷したβ細胞を再生することを明らかにした。この結果、糖尿病の進行を止めることができるインスリンの分泌量が増える。
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膵臓の脂肪細胞が増殖すると炎症プロセスの進行が続き、インスリンの分泌量が減る。

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これはしばしば糖尿病発症の原因となる。米生物学者はビタミンDをベースに炎症で負傷した膵臓細胞が自己修復を開始し、死ににくくする特別な混合物を作った。

実験で重い糖尿病を患っていたマウスにビタミンDを摂取させて2週間後には、統制群と比べて血中グルコース濃度が半分ほどに減った。濃度は2ヶ月以上そのまま続いた。研究チームはまもなく薬品の臨床実験を予定している。論文は科学誌『Cell』に掲載された。

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