「FBがナチズム支持」と非難

ギリシャのコンドニス法相は、ギリシャのジャーナリストであるニコス・ブオプロス氏のコメントがフェイスブックから削除された後、ナチズムを支持しているとしてフェイスブックを非難した。ギリシャ法務省が明らかにした。
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ヒラリー・クリントン、フェイスブックCEOになりたい=ワシントン・ポスト
フェイスブックは2日、ブオプロス氏の投稿を削除し、ドイツ軍による占領時にクレタ島で行われたカンダノス村の虐殺について書いたブオプロス氏のページを一昼夜の予定で遮断した。ブオプロス氏は、占領軍に抵抗したことを理由に1941年6月、村民180人が銃殺され、その家が焼き払われた事件を指摘していた。カンダノス村は無人地帯と宣言され、その復興は禁止された。ブオプロス氏によると、ギリシャでは現在、極右政党「黄金の夜明け」が国家社会主義思想を復活させつつあるという。

コンドニス法相は、ルクセンブルクで行われている法務・内務問題に関する欧州連合(EU)閣僚理事会の会議で、フェイスブック側による検閲導入はカンダノス村での国家社会主義者らによる残虐行為についての歴史的記憶をかき消す受け入れ難い手段であり、また「黄金の夜明け」党員らのネオナチ的イデオロギーを隠蔽しようとする志向の現れでもあると述べた。

この問題について、閣僚理事会議長を務めるキング欧州委員は、非常に深刻な事案であり、欧州委員会によって即座に調査されるとの見解を表明した。

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