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フィンランドの歴史的役割
1975年には'当時のフォード米大統領とソ連のブレジネフ第一書記の会談が、さらにブッシュ大統領とゴルバチョフ書記長の会談が、そして1997年にはクリントン米大統領とロシアのエリツィン大統領の会談が開かれた。
フィンランドはNATO加盟国ではない
フィンランドは「中立的土壌」。フィンランドのEU加盟は西側諸国との繋がりを与えつつ、フィンランドは米国やロシアとも良い関係を持つ。
物流上の理由
ヘルシンキからモスクワまでは飛行機で1時間半となり、プーチン大統領にとっては都合がいい。また露米首脳会談直前、トランプ米大統領はブリュッセルで7月11、12両日、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席する。その後13日、メイ英首相とエリザベス女王と会談を行う。
個人的な理由
これらの出来事のあいだの時間が短いことは、プーチン大統領にとって世界から最大限の注目を集めるチャンスだと同紙は指摘する。
プーチン氏はサッカー・ワールドカップ(W杯)閉会式という世界最大のスポーツイベントに出席し、翌日にはトランプ氏と会談する。
他方では「Ilta-Sanomat」が伝えるところ、フィンランドでの首脳会談は国際関係において重要な意味を持ちうる象徴的な振る舞いの機会を与える。
トランプ氏はプーチン氏に会うためにNATO首脳会議を後にする。これはNATO首脳に対するトランプ氏の最近の批判を強調する。