トランプ大統領はプーチン大統領に借りがある=米紙

対ロシア経済制裁や2016年のロシアによる米大統領選介入の調査に関わらず、ドナルド・トランプ米大統領はロシアと関係向上を図ろうとする意図を隠しながら、実際にはロシアの威信とプレゼンスを高める一助を担っている。フロリダ州の主要紙「マイアミ・ヘラルド」の記者が伝えた。
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同記者によると、トランプ氏は対ロシア経済制裁の強化には関心をもっていない。ロシアはトランプ氏に取引を提案している。つまり、ロシアはクリミアを併合するが、ウクライナ東部での休戦を約束するというものだ。一方でプーチン氏は米国に、ウクライナは北大西洋条約機構(NATO)に加盟しないよう圧力をかけるよう要請する。

プーチン氏、トランプ氏との会話の印象を明かす
2017年、米国議会はロシア、北朝鮮、そしてイラン等の米国と敵対関係にある国々に対する制裁法案を可決した。トランプ氏はこの法案に署名したが、当法案には「深刻な問題がある」と述べている。

同記者によると、プーチン氏は、米国産液化天然ガス(LNG)の欧州への輸出に打撃となるガスパイプライン「ノルド・ストリーム2」建設の阻止から、米国が手を引くことを望んでいる。

同記者はまた、「プーチン氏による危険なゲーム」を黙認しないためには、トランプ氏は自国民にロシア株式の購入を禁止し、ロシア産石油の輸入制限を強化するなどして、ロシアに対する圧力を継続していく必要があるとの考えを示した。

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