松本元死刑囚の遺体を荼毘に付す

6日午前、死刑が執行されたオウム真理教の元代表、松本智津夫(63)の遺体が9日午前、火葬された。時事通信が伝えた。
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報道によると、遺骨は松本元死刑囚が執行前に指名した意向に基づき、29歳の四女に引き渡す方針で、引き渡しまでの間は東京拘置所で保管するという。

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一方、妻とほかの親戚も引き取りを希望しており、具体的な引き渡しの日程などは決まっていない。

四女は両親と縁を切ったとして教団との関係を絶っているとされている。四女の代理人の滝本太郎弁護士は「ノーコメント」と語った。

オウム真理教は27人が死亡、負傷者が6000人を超えた地下鉄サリン事件により世界中に知られるようになった。軍用ヘリコプターを使い東京上空からサリンを散布するテロも企てていたと見られる。

2016年9月20日、ロシア最高裁は「オウム真理教」をテロ組織と認定し、ロシアでの活動を禁止した。

ロシアのオウム真理教信者は東京や札幌、青森の人混みで一連のテロを起こし、日本政府を恫喝し、松本死刑囚の身柄と1千万ドルを手に入れようと画策していた。信者グループは2000年夏、沿海地方でロシア連邦保安庁により逮捕された。報道によると、捜索で部屋から見つかった武器や爆薬は、大きな爆発12回分は起こせる威力をもっていた。

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