ロシアの米大統領選介入疑惑は「虚構」 トランプ大統領

ドナルド・トランプ米大統領は自身のツイッターで、2016年米大統領選にロシアが介入したという米情報機関の結論に同意しているものの、同国による介入が選挙活動に影響を与えたとの主張は虚構であるとの考えを明らかにした。
この記事をSputnikで読む

スプートニク日本

トランプ大統領は、「つまるところ、オバマ氏は大統領選前にロシアの関与を知っていたことになる。彼はなぜ何らの措置も講じなかったのだ。なぜ我々の陣営に伝えなかったのだ。なぜなら、ロシアの大統領選介入疑惑は虚構にすぎないからだ。オバマ氏は、あのいかさまヒラリー氏が勝利すると考えていたのだ」と述べた。

Facebook ロシアの米大統領選挙介入の「証拠」は握っている
トランプ大統領やジョン・ボルトン米大統領補佐官は再三にわたり、ロシアによる米大統領選介入疑惑を否定してきた。ロシア側も、同国が大統領選に影響を及ぼそうと試みたとの主張を「事実無根」であるとしている。

トランプ大統領は露米首脳会談の閉幕後の共同記者会見の場で政治的動揺を引き起こした。同大統領は、「私ができるのはロシアの米大統領選への介入が事実か否かを問うことだ。コーツ米国家情報長官やその他私の部下は、介入はロシアによるものだと主張している一方で、プーチン大統領はそれを否定している。介入がロシアによるものであることを証明するいかなる理由も見当たらないのだ」と強調した。

一方、同大統領はヘルシンキから帰国後の記者会見の場で、介入に関する発言で「not」(ではない)という部分が抜け落ちていたとの説明を加えたうえで、共同記者会見での発言を撤回した。同大統領によれば、「介入がロシアによるものではないことを証明する理由が見当たらない」と述べるつもりであったという。

関連ニュース

米大統領選挙へのロシアの介入/不介入 トランプ大統領が遂に判断

米、選挙「介入」捜査でロシア情報機関12人を起訴

コメント