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ほぼ真空状態のチューブのなかを超高速で移動する交通システム「ハイパーループ」は2013年8月、スペースXの創設者であるイーロン・マスク氏が提案した。
理論上、カプセルは時速1200キロに到達する。ハイパーループの実現化には複数の企業や団体が取り組んでいる。そのなかには前回最高速度の時速386キロを出したHyperloop Oneのような独立した企業もあれば、マスク氏が所有する企業もある。チューブの建設はThe Boring Company社が担当し、スペースXは非営利コンペを開催している。
スペースX本社で7月22日に開催された今回のコンペ「Hyperloop Pod Competition」では、ミュンヘン工科大学のチーム「WARP Hyperloop」が改良型カプセルをお披露目。そのカプセルは50キロワットの電動モータ1つの代わりに、各車輪にモータをつけ、計8つで総出力は240キロワットとなっている。さらに、カプセルの形状をわずかに変更し、空気抵抗を減少させた。この改良により、カプセルは新記録を叩き出した。
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