金正男氏殺害の被告ら、再び法廷に出頭へ

マレーシアの高等裁判所は16日、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金正恩委員長の兄、金正男氏の殺害事件についての審理を継続することを決定した。審理は既に、7カ月間にわたって続いている。この間に、検察側からの証人30人が尋問を受けた。今後は、弁護側が自らの証人を立てることができる。
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金正男氏、殺害前にマレーシアで米国人と接触
この事件での主要な被告は、インドネシア国籍のシティ・アイシャ被告とベトナム国籍のドアン・ティ・フオン被告の女2人のまま。両被告には、死刑が適用される可能性がある。2人は罪状を否認し、死亡した人物が誰だったかについて自らは知ってさえおらず、自分たちはテレビショー向けの抽選に参加していると思っていたと述べている。さらに4人の北朝鮮国籍保有者に対しても容疑がかけられているが、この4人は事件発生の日にマレーシアを去っている。

金正男氏は2017年2月、毒を塗られてから15~20分後にクアラルンプールの空港で死亡した。金正男氏には、正体不明の液体を誰かが自分の顔にかけたと通報する時間があった。専門家らは、この液体について、国連によって大量破壊兵器であると考えられている「VX」型の神経麻痺物質だったとの結論に至っている。

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