シリア住人に爆撃を知らせるスタートアップを創設した3人 毎日数十人の命を救う

6年に渡り内戦が続くシリアでの民間人の主要な死因は空爆だ。だがHala Systems社は、民間人が前もって空爆を知り、避難所に逃げ込めるような特別な予報システムを策定した。
この記事をSputnikで読む

スプートニク日本

Hala Systemsは3人の男性が創設。米国のハッカーであるジョン・ジャガー氏、米起業家のデイブ・レビン氏、シリアのプログラミスト、ムラド氏だ。彼らは2015年から取り組み始め、自らの資産を投じつつ、知り合いの投資家から少額の金銭を得た。

中国は平和的なシリアへ投資。ロシアは蚊帳の外に置かれる?
テスト段階のシステムは単純な原理に基づいて構築されていた。航行モニタリングデータを分析し、新たな発進の情報を得て、機体が爆撃を加える可能性が最も高い地域を算出するというもの。後に、機体の平均速度データが加えられ、標的への接近時間を計算し、予測精度を高めることに成功した。

システム「Sentry」が初めて稼働したのは2016年8月1日、イドリブ県のことだった。イドリブ県では、アサド大統領の飛行機が最も頻繁に爆撃を行っていた。

関連ニュース

日本、シリアで病院と学校建設の用意=ロシア国防省

シリアでユネスコの参加なしにパルミラ遺跡の彫刻の復元が開始

コメント