ベネズエラ内務省「カラカスの未完成摩天楼、地震後に上階が傾斜」

21日に発生した強い地震の後、カラカスにある未完成の摩天楼の最上階から5階分が明らかに傾いたと、同国のレベロル内務・法務・平和問題相が自らのツイッターで明らかにした。
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1994年に建設が中断した高さ約190メートルのビル内には、人々が過去長い間にわたって居住し、そのことが理由となって、この摩天楼は「垂直貧民街」と呼ばれていた。レベロル内相は、「既に3年前に住民を別の場所に移住させていた、古い金融センター『セントロ・フィナンシエーロ・コンフィナンサス(トーレ・デ・ダビ)』の最も上の5階分が25度傾いた」と書き込み、「損害の評価が行われており、地区では必要な措置がとられつつある」と明らかにした。

ベネズエラ地震研究基金の評価によると、地震の震源地は同国北部のスクレ州ヤグアラパロから19キロの地点。地震のマグニチュードは6.3だった。同国政府によるデータでは、地震による犠牲者はおらず、深刻な物的損害もなかったという。

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