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フライブルク大学の講座でミッシェル氏は、健康だと宣伝されているココナッツオイルの神話を一掃しようとして、「食べられるものの中で最悪のもの」だと呼んだ。ココナッツオイルの脂肪分の80%以上が飽和脂肪酸。これはラードの2倍で、牛脂より60%多い。ミッシェル氏は、ココナッツオイルが悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を増やす可能性がある。過剰なLDLコレステロールは心血管系疾患の発症リスクを高める。
アメリカ心臓協会も去年、ココナッツオイルの使用を控えるよう推奨。
だが米国人の4分の3はこれに反し、ココナッツオイルを健康的だと考えている。ミッシェル氏は人気の理由を、メーカーの活発な宣伝によるものだと説明。2015年、米国でのココナッツオイルの売上高は2億2900万ドル(約255億円)。英国での売上高はこの4年間で16倍に急増した。
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