米軍人が明かす 米国が世界覇権を失いつつある理由

米軍元中佐のダニエル・デーヴィス氏は米ナショナル・インタレスト誌向けの論説に、米軍によっての主たる脅威はロシアでも中国でもなく、自身の誤った軍事政策と低い技術レベルだと指摘した。
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現在米国はあらゆる方法で中国を弱体化させ、ロシアの国境付近で煽動的な軍事演習を行っては自国のプレゼンスを拡大しようと躍起になっている。デーヴィス氏は、米国が軍事力を用いて脅威を煽るために、敵国にかえって国防力を伸長させていると指摘している。

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デーヴィス氏は、今日政府は世界中で、米国の安全保障に直接的な関係を持たない、不必要な軍事作戦に金を出すために数兆規模の債務を抱えるはめになったと指摘し、加えて米軍の軍事機器があまりに旧弊であり、一兵卒の戦闘スキルがも線をたどっていると嘆いている。

デーヴィス氏は「米国の敵が米国の衛星測位システムや偵察衛星を破壊しようと宇宙兵器で不意打ちをかけた場合、米国の軍事ポテンシャルは即座に深刻な打撃をうけるだろう。米国のハイテク兵器の多くは役に立たず、地上、空中、海上の移動能力も一時的に故障してしまう。通信は困難になる」と警告を発している。

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