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ウッドワード氏は、このトランプ氏とマティス氏の会話について、2017年のシリア・イドリブでの「化学的攻撃」の後に行われたと主張している。米国はこの攻撃でシリアを非難し、これを基盤にシリアのホムスをミサイル攻撃した。
イドリブで軍事行動が始まった後、トランプ氏は激怒したとみられ、マティス長官に電話し、猥褻な言葉でアサド大統領を殺害するよう要請した。トランプ大統領は「彼を殺そう!何かやろう!彼ら全員を殺そう!」と述べたという。しかし、ウッドワード氏によると、マティス長官は大統領の指示を実行するのを拒否し、「より慎重な」行動を取ると述べた。
結果、より「慎重な」案は、シリアの施設に対するミサイル攻撃となった。このミサイル攻撃は、シリア政府が「化学兵器攻撃」を行ったとするいかなる証拠がないにもかかわらず行われた。
なおホワイトハウスは、ウッドワード氏の著書について「大統領を悪く見せるために、元スタッフが語った作り話を集めたものだ」とする特別声明を発表した。
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