南北首脳が乗ったオープンカー、金委員長のマイバッハと判明

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金正恩委員長と韓国の文在寅大統領が18日、平壌の百花園迎賓館に到着した際に共に乗っていた車が、金委員長の「メルセデスベンツ・マイバッハS600プルマンガード」であることが確認された。韓国紙「中央日報」が伝えている。
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同紙によると、両首脳はこの日午前、順安空港(平壌国際空港)を出発した際には各自の儀典車を利用していたが、カーパレード中に文大統領が金委員長の車に乗り換え、迎賓館には同じ車で到着した。

メルセデスベンツ・マイバッハS600プルマンガードはオープンカーとしては生産されていないため、北朝鮮側が改造したか、ベンツ側に要請した可能性があるという。

一方、順安空港に到着した文大統領夫妻が乗り換える前に乗った車も、韓国から空輸した同型車だった。

これらの車はベンツSクラスとほとんど同じだが、各種爆発物にも耐えられるよう設計され、タイヤがパンクしても時速80キロ以上で100キロほどの距離を走行できる。

また、室内には警報装置や空気浄化システム、消火器などが搭載されている。実際、この日には金委員長がプルマンガードに乗り込む際、車内の「赤いボタン」がいくつか確認されており、救助要請を伝えるための「非常ボタン」と推定されるという。

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