山口県阿武町長、イージス・アショアの配備反対を明言:住民の会代表「感激した」

20日、アメリカのミサイル迎撃システム「イージス・アショア」配備候補地の一つである山口県阿武町の花田憲彦町長が、配備反対の意思を明確に表明した。これに先駆け、議会では全会一致で「配備計画の撤回を求める請願」が採択された。
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花田町長は、イージス・アショアの配備は「居住地域に近接しており、自然や人を大事にしたまちづくりに逆行する」「町民の安心・安全を損なう」と述べ、計画反対を明言した。

議会を傍聴していた「イージス・アショア配備計画の撤回を求める住民の会」代表の森上雅昭さんは、町と議会の姿勢に感激したと話す。

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森上さん「地元の声を受け止め、町長と議員が全員一致でイージス・アショアの配備反対を表明し、国に再審議を求めたことは、とても画期的なことだと思います。議会を傍聴していて感激しました。イージス・アショアの配備は、表向きは北朝鮮の脅威を理由にしていますが、私は、実際にレーダーが向かっているのはロシアであり中国であると思っています。これは、アメリカ本土防衛のためのミサイル基地でもあります」

これに先駆け、18日の記者会見で菅義偉官房長官は、イージス・アショアが配備されたあかつきには、北朝鮮がグアムへ弾道ミサイルを発射した場合に迎撃できる、という見解を示した。

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森上さん「官房長官だけでなく防衛大臣も、イージス・アショアが迎撃に使える旨を記者会見で述べました。これは日本の国際的な信用を失うようなことで、私はこれを、新たな形の日米同盟へのエスカレーションだと受けとめています。安倍政権が長期化する中で、日本はアメリカの兵器をアメリカの言い値で購入し、防衛費は過去最高になっています。現在、韓国と北朝鮮による会談なども行なわれている中で、イージス・アショアの配備はアジアの平和外交に逆行するものだと非常に危惧しています」

阿武町の方針に対し、政府は「何度でも丁寧に説明したい」「懸念や要望に対応する」と話している。

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