英衛星、宇宙ゴミを網で捕獲する方法を習得【動画】

宇宙ゴミ(スペースデブリ)を捕まえるための銛と網を装備した英国の人工衛星「リムーブデブリ」が、実験の第1段階を無事完了した。同衛星の捕獲システムは予定通りに作動。今後、追跡カメラとレーザー測距装置(LIDAR)の動作確認、及び銛の実験というさらに2つの段階が控えている。
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リムーブデブリの各捕獲システムの動作確認のため、現実の宇宙ゴミを再現した物体を国際宇宙ステーション(ISS)から放出。

プログラムに厳密に従って、重量100キロの宇宙「掃除機」が網を放出し、ゴミに見立てた物体が網に引っかかるまで、この物体に向かって移動した。その後、衛星に取りつけられた電気モーターを使って網が締まり始め、丈夫な網の中にゴミが入ることとなった。

仮に、残る2段階の実験をリムーブデブリが同様に成功裏に通過すれば、同衛星と同じような人工衛星は、地球の軌道から宇宙ゴミを除去する良い手段となる。地球の軌道には、既に7600トンを超える宇宙ゴミが蓄積している。

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自らのミッションを遂行したこれらの衛星は、集められたゴミとともに地球に向けて送られ、地球の大気圏内で完全に焼失する。

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