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ロシアにとっては日本は「カワイイ」国だ。驚くなかれ、「カワイイ」という日本語はもうロシア語に入ってしまっている。そのロシアでは、日本の可愛いキャラクターはアニメ好き世代の中で急速に浸透している。 なかでもリラックマはあの平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワが大好きなことで知名度を高めた。
しかし…。
はたしてザギトワにはこれを食べる勇気はあるだろうか? チョコレート味の「リラックまん」の発売ニュースは、ロシアの日本大好き人口をも揺るがした。あまりにカワイすぎる。どこから食べていいのだろうか? 耳か? ほっぺたか? リラックマは痛がらないだろうか?
こうした心情に国境はない。日本のSNSではすでに「どこから割る?」「これは食べるの勇気いるなぁ。かわいすぎるもん」という動揺が表明されているほか、商売心を煽るようなカスタード味の「コリラまん」を待望する声が挙げられている。
日本の商品展開方法は、市場経済に移行して20数年のロシアには唖然とする発想ばかり。ロシアの高級スーパーで日本の四角いスイカが売られた時は、法外な価格に手はでなくてもみんなが店をのぞきにいった。そうかと思うと今度は四角いスイカの形のパンが登場。日本はロシアにとっては驚きの「ジパング(黄金の国)」だ。
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