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発表では、「会議の結果に基づき、運搬ロケットとロケットエンジンの開発、月と深宇宙の探査、地球のリモートセンシング、衛星ナビゲーション、及び宇宙向け電子部品基板の開発に関する共同プロジェクト実現の一環として、立場を接近させる一層の措置を双方が講じることを定めた議定書が署名された」と述べられている。
今回の議定書は、両国の政府トップによる定期会談の準備に関する露中委員会に設けられた、宇宙分野での協力に関する分科会の北京での会議の結果、署名された。会議はロスコスモスのロゴージン社長とCNSAの張克倹局長が開催した。
米航空宇宙局(NASA)は、月周回軌道に建設が提案されている有人宇宙ステーション「深宇宙探査ゲートウェイ」の作業計画を明らかにしている。同ステーションの目的は月の軌道上での実験にとどまらず、月面探査も視野に入れたもの。
深宇宙探査ゲートウェイは国際宇宙ステーションよりも規模はずっと小さいため、NASAは作業員が常駐できる施設にはならないとしているものの、好適な軌道を周回するため、月面にロボットを派遣したり、探査を行ったりしやすくなる。
ステーション建設は、2022年に日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)も参加して開始される。
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