スプートニク日本
露日戦争で捕虜となったロシア兵、将校の数はおよそ7万人にのぼる。また日本の調査では、2千人から3千人の日本兵が捕虜になった。ポーツマス条約の締結後、両国の捕虜らは祖国へ帰されている。
ロシア人捕虜、日本
© 写真 : RGAKFD
この展覧会を日本側から組織したのは東京ロシア語学院 の 藻利佳彦学長。藻利さんはこの時期の露日関係について写真などの資料を数年にわたって収集し続けており、日本人捕虜の大半が収容されたノヴゴロド州メドヴェージ村にも何度も足を運んできた。藻利さんの尽力と地元政府の支援のおかげで埋葬された捕虜の墓石が地中から掘り起こされ、記念碑も再建された。日本人捕虜の墓石を探す作業は第2次世界大戦中、メドヴェージ村が墓地もろとも完全に破壊されていたことも手伝って、難航を極めた。
10月4日、展覧会の開幕が宣言された後、露日戦争で亡くなった両国の兵士を鎮魂するコンサートが日本人の尺八演奏家キノハチ・ヤスオ氏が出演して催される。
関連記事