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現生人類から、ネアンデルタール人の思いがけない特徴が見つかる

米スタンフォード大学の学者らは、現生人類がネアンデルタール人から受け取った遺伝子が、ウイルスに対する最初の防御を与えたことを明らかにした。これは、古代人のDNAが今もホモ・サピエンスのゲノムに保存されている理由を説明している。Phys.orgのプレスリリースで発表された。
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欧州人とアジア人のゲノムの2%はネアンデルタール人のDNAで構成されていることが知られている。DNAは、ネアンデルタール人と現生人類の交配を示している。

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最初の交配が行われたと思われるのは、ホモ・サピエンスがアフリカを離れた約10万年前。それまでネアンデルタール人は数十万年もの間アフリカ大陸の外で暮らしており、その免疫は欧州やアジアのウイルスによく適応していた。

学者らは、ネアンデルタール人のDNA断片と一致するウイルス防御に関連した4500個以上のヒトの遺伝子のヌクレオチドの結合順序を分析した。

学者らは、ネアンデルタール人由来の遺伝子によってコードされるタンパク質が、HIV、A型インフルエンザウイルス、C型肝炎などのRNAを含むウイルスと相互作用できることを示した。

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