米、在キプロスの空軍基地を閉鎖 7100万ドルを浪費 テレビ報道

米国が、特別な注意を引くことなく、キプロスにある自国の空軍基地を閉鎖していた。同基地の維持には7100万ドルが無駄に費やされていた。米ABCテレビが9日、自らの複数の情報源の話と米国務省内の監察官による報告書をもとに伝えた。
この記事をSputnikで読む

スプートニク日本

ポーランドは米軍基地「フォート・トランプ」の設置を望んでいるが、ポーランド下院はどのように思っているのか?
同テレビによると、キプロスの米空軍基地は2013年9月に設置され、2017年8月に閉鎖された。同基地の維持は米政府にとって、毎年およそ2千万ドルの費用がかかるものとなっていた。

公表された情報によると、この軍事施設は、レバノンから米外交官らを緊急避難させる場合に備えて設置された。

国務省内の監察総監室(OIG)は、この軍事基地について、同省の航空運営委員会(AGB)による必要な許可がないまま設置されていたことを突き止めた。同省は「この基地の目的や予想される避難の査定費用、稼働期間を説明する」ような文書を1件も提出できなかったと、同テレビはOIGの報告からの抜粋を伝えている。

関連ニュース

米「中国が米防衛産業基盤を破壊」と非難 米誌報道

世界最大の米海軍基地、水没の恐れ=マスコミ

コメント