仮想通貨は崩壊の瀬戸際? ビットコイン取引量が84%の激減

電子マネー取引市場は崩壊の危機に面している。英国に拠点を置く調査会社「ジュニパーリサーチ」がこうしたセンセーショナルな分析結果を表した。同社の調査では過去10カ月間のビットコインによる取引量は37億ドルから6億7千万ドルまでと、84%も減少した。ブルームバーグが報じている。
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ビットコインマイニング(採掘)はもはや利益を生み出さない
ジュニパーリサーチの調べでは、ビットコインによる1日の平均取引量は昨年末の36万ドルが今年9月には23万ドルへと落ち込んでおり、特に第2四半期に入ってからの指標が著しく悪化している。第1四半期、ビットコインのユーザー間のデジタル資産取引高は14兆ドルを超え、2017年全体の取引量にほぼ匹敵する額に達したものの、4月から6月にかけて数値は75%も急落した。

専門家らは「ジュニパーリサーチは第3四半期の上半期の取引が活発だったことから、次の四半期のトランザクションでは47%の下落という帰結に達したのだろう」と分析している。

専門家らは、仮想通貨の伸び悩みの背景には米中間の軋轢および英国のEU離脱に関連した問題など不安定な地政学的状況があるとの見方を示した。

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