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同社によれば、今年初めからの9カ月間で仮想通貨のマイナーたちは、約47億ドル、もしくは月に約5万4000BTC(3億5500万ドル)の利益を得た。マイナーの利益は、昨年と比べ17億ドル増大したが、利益のほとんどが、マイニング機器の購入や設置場所の賃貸料、電気代の支払いといった出費に消えている。
Diarの専門家らは、市場の状況を悪夢のようだと話す。さらにこの問題は、小規模なマイニングファームと、デジタル通貨を採掘するための何百もの設備を持つ大企業の両方に関係している。マイニング業界大手のBitmainは、電気代を削減するために、複数の国の間でハッシュレートを分配しなければならなかった。
今年初めの状況は、より好適だったとされる。たとえば、1月のマイニングファームの維持費は、利益のわずか14%だった。しかし、4月にはこの数字は44%まで増加し、7月には利益の71%にまで達した。